大学の使命は、将来の社会を担って立つ人材の育成
いかなる国家社会においても、大学は最高の研究・教育の機関である。大学の使命は、将来の社会を担って立つ人材の育成にある。
その教育の目標は、高い人格をもち、人倫の道をふみはずすことなく、社会的義務を立派に果たし得る人をつくることであり、しかもその職域が国内であろうと海外であろうと、その如何を問わず、全世界の人々から尊敬される日本人として、全人類の平和と幸福のために寄与する精神をもった人間を育成することである。
このような人間は、日本古来の美しい道徳的伝統を精神的基盤とし、東西両洋の豊かな文化教養を身につけ、絶えず変動する国内情勢に関して十分な知識をもち、その科学的分析によって正しい情勢判断のできる能力を備え、如何なる時局に当面しても、常に独自の見解を堅持し自己の信念を貫き得る人間である。
かかる学生の育成が、本学の建学の精神である。
創設者・初代総長 荒木 俊馬
荒木 俊馬 作詞/團 伊玖磨 作曲
一
天地(あめつち)の 闢(ひら)けし時ゆ
神々の 鎮(しず)まりませる
神山(こうやま)の その本山(もとやま)に
産業(むすびわざ) 学び勤(いそ)はく
逞(たくま)しき われら若人(わこうど)
次の代(よ)の わが日の本(もと)を
担(にな)いて立たむ
二
天雲(あまぐも)の 向伏(むかふ)す極(きわ)み
谷蟆(たにぐく)の さ渡る極み
有りと有る 全人類の
幸福と 平和の為に
わが命(いのち) 捧(ささ)げて惜(く)いぬ
現身(うつしみ)の 形造(かたちづく)りに
われら励(はげ)まむ
三
鋼鉄(はがね)なす 身体を錬(きた)え
黄金(こがね)なす 精神(こころ)を磨(みが)き
新珠(あらたま)の 真理を窮(きわ)め
剛健の 意気高らかに
天翔(あまが)ける 希望(のぞみ)抱きて
五大洲 七つの洋(うみ)に
雄飛し行かむ
サギタリウスは射手座。その意味は希望。
宏大無辺な大宇宙を駆けめぐるギリシャ神。
新しい時代の青年の将来と世界的雄飛を期待する本学の学章です。